気が付いたらリレーの季節になっていた、という表現が、一番しっくり来ると思う。

年明けから火事場の馬鹿力を出してなんとか卒論を書き上げ、無事に大学を卒業、4月からは大学院に進学した。内部進学なので、実家を出て大学に入学した時ほどの劇的な変化はないけれども、環境や生活パターン、気持ち的な面で少なからず変化はあった。

そうして大学院生活に慣れようと必死になって日々を過ごし、ようやく慣れてきたかなと思ったら既にリレーの季節になっていたというわけだ。


将棋のほうはというと、リアルでもネットでも、指す機会や数はだいぶ減ってしまった。少ない時は週に2〜3局だけとか、そんな状況(もちろん今年も、リレーの参加募集開始直前にはたくさん指すことになったわけだけど)。

それでも調子自体は決して悪くないと思うし、忙しい中で時間を見つけて指す将棋というのは格別に楽しいものだ。自分の場合、「心の底から将棋を楽しめているかどうか」というのも、調子を測る上での大きなバロメーターになる。



狼内での今年の参加可能メンバーは、安倍さん、石さん、まーささん、亀の4人。ただ、その4人の合計Rが上限の6400点をわずかに越えてしまっていた。年々メンバーの棋力が上がっている狼だが、ついに直面することになってしまったこの問題。そこで、今年も大生さんとの混成チームを組むことになった。


狼・大生連合軍として誕生した新チームの登録メンバーは、亀、安倍さん、もみじさん、まーささんの4人。加えて大生のおむすびさんを補欠として登録し、同じく参加可能メンバーである石さん、しまさんも代打としてスタンバイするという布陣になった。

高段のスーパーエースこそいないが、層が厚くリレーの経験が豊富なメンバーも多い。流れで今年もリーダーを務めることになった自分はやや(?)頼りないけれども、全体的に頼れるメンバーばかりで、そのメンバーの一員として安心して戦えるチームだと思う。


6度目の夏。今年はどんな夏が待っているのだろう。自分たちは、どんな夏を作っていけるのだろう。

将棋は、真っ白な画用紙に自由に絵を描くようなゲームだと言われている。これまでの5年間、リレー将棋の画用紙5枚には、1つ1つ違った素敵な絵が描かれてきた。今年もまた、真っ白な画用紙を前に、胸は高鳴る。


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